【温泉】ほったらかし温泉に行ってきた【ゆるキャン△1, 2巻の聖地】

一度、至れり尽くせりの絶景露天温泉に入ってみませんか。
(この記事は写真も多く、長文になっています)



ほったらかし温泉の位置・周辺施設



ほったらかし温泉は山梨県山梨市の山地にある温泉です。露天風呂から眺める山梨市市街地や、富士山を筆頭とした山梨の峰々は絶景です。特に日の出や日の入り、すっかり陽が沈んだ時間帯の景色を温泉につかりながら眺める、なかなか出来ない贅沢なので、是非とも経験してみてください。
付近には『ゆるキャン△』2巻で登場した、笛吹川フルーツ公園やパインウッド オートキャンプ場があります。坂道がキツイですが、全て歩いていける距離にありますよ。
ゆるキャン△6巻でも、ちょろっと紹介されていましたが、ほったらかしキャンプ場(外部リンク)は新しく出来たばかりで綺麗かつ、展望が優れたキャンプ場です。もし、休日のご都合がよろしければ、ゆったりとキャンプしてみてはいかがでしょうか。

【キャンプ】パインウッドオートキャンプ場に行ってきた【ゆるキャン△2巻の聖地】

ほったらかし温泉の基本情報(2017.04.16現在)

〒405-0036 山梨県山梨市矢坪1669−18
営業時間  :日の出1時間前〜22:00(最終受付21;30)
定休日   :年中無休
料金    :大人800円
ホームページ:http://www.hottarakashi-onsen.com/


笛吹川フルーツ公園からの道のり

笛吹川フルーツ公園内を通って、丘を目指して登っていくと、レンガ造り風の建物が見えてきます。フルーツパーク富士屋ホテルですね。公園内にあるホテルなんですよ。

この傍らを通って、さらに坂道を登っていきます。

公園で一番高い丘までやって来ました。
撮影用の段にも明示されているように、ここ、笛吹川フルーツ公園は新日本三大夜景とされているのです。

新日本三大夜景 - Wikipedia(外部リンク)

展望台からは市街地が一望出来ますね。夜になったら、眼前の市街地全体が煌々と眩しいのだろうなぁ……。


※コマ引用『ゆるキャン△ 』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)2巻より

ちなみに、なでしこちゃんが夜景を撮っていた場所でもあります。パインウッドオートキャンプ場から1.5キロくらい歩きます。なでしこちゃん元気。(2018.04.23追記)

徒歩や自転車で登ってくる人には嬉しい足湯。残念ながら、冬期は営業していないんでしょうか。後で、ほったらかし温泉に行くので、我慢するとしましょう。

この展望台は新日本三大夜景だけでなく、恋人の聖地としても名前が知られています。三大夜景を眺めながらデートするのは、それはそれはロマンティックでスゥィートなんでしょうね……生まれてこの方、恋人がいた試しが無いので全然わかりませんが……。

スマホやカメラ用のスタンドがあるので、三脚がなくても夜景をバッチリ撮れます。2人の写真もバッチリ撮れますね。1人でも、夜景を背景に写真をバッチリ撮れます。よかったですね。

ちなみに、ここにはサイクルラックが設置されています。坂を登っていく間にも、ロードバイク練習をしている集団をいくつか見かけました。車もそこまで通ってないので走りやすいでしょうし、公園周囲を走っていれば、良い練習負荷になりそうですね。

道の途中、古民家が見えてきました。推理小説化の横溝正史の書斎だった建物が、東京から移築されて資料館になっています。
横溝先生、ごめんなさい、金田一耕助シリーズは読んでないんです……推理小説はアルセーヌ・ルパン、シャーロック・ホームズばっかり読んでました……ごめんなさい……。

ゴーカート場の傍らも通りましたね。案外、遊んでいる人は多かったですよ。よくここまでゴーカートをしに来ますよね。

上りの旗印を頼りに進みます。

山梨市駅から登っていくと、徐々に市街地の見える範囲が広がっていきます。フルーツ公園の下からでも十分良い風景でしたが、こちらからの風景は遠くまで見通せ、登山中の景色を眺めているかのようです。

フルーツ公園から1.5キロほど歩き、ようやく、ほったらかし温泉の駐車場まで来ました。
バイク専用駐輪場へは左の坂を、車や場合は右の公道から駐車場へ。徒歩の場合は、駐車場を経由してほったらかし温泉まで歩きます。

バイク駐輪場です。相当混んでいる日でなければ、駐輪できないということは無さそうです。

駐車場は広いので、こちらも相当混んでいる場合でない限り駐車できます。たまにツアーバスが停まっているほどの混み具合になりますね。
右手に既に富士山が顔を出しているのが見えてしまっていますね。


※コマ引用『ゆるキャン△ 』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)2巻より

広い砂利の駐車場をぶらぶら歩いて、ようやくほったらかし温泉の入り口に到着しました。お疲れ様です。


ほったらかし温泉

ほったらかし温泉の敷地内には、温泉だけではなく、2棟もの休憩所、お土産の販売所、食事処が2軒あります(朝だけ開いているところと、昼から夜遅くまで開いている食事処が分かれています)。
これから、それぞれについて紹介させていただきますね。時系列が前後していたり、昼夜に撮影した写真が入り混じりますが、どうぞご容赦ください。(それだけ魅力的で、 何度も訪問させていただいたということです)

温泉

実は、温泉も2棟に分かれています。「こっちの湯」と「あっちの湯」です。看板の紹介文をそのまま引用させていただきますね。

こっちの湯
第一源泉 強アルカリ・pH9.9
正面に富士、右に山梨百名山の一つ、兜山の稜線を取り込み、眼下に甲府盆地を見下ろす変化に富んだ眺望を木造りのひなびた雰囲気が人気の的。
常連さんの多くの方が「こっちの湯」に御執心。

あっちの湯
第二源泉 強アルカリ・pH10.1
「こっちの湯」の約二倍のスケール。やヽ右手に富士、左手に大菩薩嶺、眼下に甲府盆地を見下ろす眺望は雄大そのもの。
日の出を拝する朝風呂、夕景から夜景への展望の変化なども人気の的。

説明文を読んでもよくわからないです?迷って、どちらに入ろうか決められないですか?そういう方には、こちらのサイコロが用意されています。
「何が出るかな、何が出るかな、それはサイコロ任せよう!(CV: 大泉洋)」

あっち。
サイコロに聞くまでもなく、僕は「あっちの湯」の方が好きです。

こっちの湯

先程の看板の右手に「こっちの湯」の入り口があります。
建物内部ならびに温泉の写真撮影は禁止ですので、是非、現地で温泉の良さをご堪能ください。
木枠の温泉に頭をもたせかけながら、湯気とともに仰ぎ見る夜空。そこに散らばる星の数の多さと言ったら。澄んだ空気のおかげで距離感が掴めなくなり、星空が目前に迫ってきます。

あっちの湯

先程の看板の左手に歩いていくと、あっちの湯の入り口があります。こちらは野クルの皆が入った温泉です。一段下に見えるプレハブの建物に入っていきましょう。
こちらも建物内部ならびに温泉の写真撮影は禁止ですので、是非、現地で温泉の良さをご堪能ください。


※コマ引用『ゆるキャン△ 』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)2巻より

昼間は、このように富士山がクッキリ見えます。
想像してみてください。視界にこのプレハブ小屋が無く、岩盤で作られた日本らしい温泉が周りにある様子を。そして、目前には柵など全く無く、甲府盆地が一望できる様を。温泉からあがると瞬時に肌が乾いてしまうほどの乾燥した寒さの中で、程よい熱さの温泉に浸かり、岩盤に身体を預けながら、ただただ眺める峰々、ゆったりと流れる雲霞。ただただ、ため息ばかり出てきます。

想像力を働かせても、写真をご覧になったほうが、現地の様子を具体的にイメージできますよね。ほったらかし温泉の公式ホームページに写真があるので、そちらもご確認くださいね。

休憩所

こちらが1棟目の休憩所です。

こちらが2棟目の休憩所です。野クルの皆は、こちらに大荷物を一旦置いてから入浴していましたね。


※コマ引用『ゆるキャン△ 』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)1巻より

温泉に入った後、この広々としたくつろぎスペースが待っているワケです。
氷点下にもなって手足の感覚が無くなるような屋外から、座布団が存分に用意され、ストーブがガンガンと焚かれた建屋に入った瞬間、人間はどうなるか知っていますか?

ダメになります。

二度寝して、三度寝を始める始末。ゆるキャン△ならぬ、ダメキャン△化してますね。

軽食スタンド「桃太郎」

こちらの食事処では、ゆるキャン△2巻で登場した温玉揚げの他にも、定食、丼物、蕎麦うどん、ほうとう等が提供されています。
09:30頃(?)から22:00と遅くまで営業しているので、遅くに到着して温泉に入った後でも、お腹を満たせます。また、わざわざキャンプごはんを作らなくても、「ここで飯にしましょう」ということも出来るわけです。
……まぁ、キャンプでは、お腹を満たすためだけではなくて、タープの下で思い思いの調理をする楽しさもあるので、全くキャンプごはんを作らなくなることは無さそうですけれどもね。

何度来ても温玉揚げのボタンに手が伸びちゃうんですよねぇ。


※コマ引用『ゆるキャン△ 』(あfろ/まんがタイムKRコミックス)2巻より

うーん。持っただけでアツアツ、サックサクなのがわかります。

黄身はトロットロ、衣はサックサク、塩気が効いていて美味しいですね……ただの卵を揚げたものには思えないです……。

ほんのり塩味 サクサクトロトロ 温玉揚げェ〜〜♪
お醤油かけて ごはんといっしょに 温玉揚げェ〜〜♪(野クル作詞)(ゆるキャン△6巻ネタ)

先程触れたように、他の軽食メニューもあります。こちらはかき揚げそば。

天丼定食も美味しかったですよ。

朝食処「気まぐれ屋」

朝しか営業していない食事処もあります。それがこちらの「気まぐれ屋」なのです。

メインメニューはシンプルに卵かけご飯だけです。納豆も1パックいただきましたよ。

ホカホカの南魚沼産コシヒカリに冷たい卵をのせて、醤油をタラリ。それだけで最強の卵かけご飯になります。日本人に生まれてきてよかった。

空きっ腹に、温かいお味噌汁が沁みていきます。日本人に生まれてきてよかった(2回目)。

追加料金でいただけるモツ煮込みです。誘惑に負けました。負けました。

さて、ただ早朝の朝餉(あさげ)をいただきに来たわけではないのですよ。ここでは、展望テラスに居ながらにして、朝餉をいただきつつ、日の出を迎えられるのです。
もう一つ、最高な朝陽の迎え方があります。「あっちの湯」では、日の出の1時間前から入場し、朝陽を眺めながら温泉に浸かれるのですよ。
ただし、かなり混みます。入浴まで待たされることがあるくらいです。ですので、僕たちはゆったりと朝餉をいただくことにしたのでした。

そろそろと朝陽が顔を出しましたね。

朝焼けです。日本の朝です。おはようございます。

朝陽と朝餉をまったりと堪能しきった頃、温泉から上がってきた人たちで混み合ってきました。僕らは展望テラスを後にして、温泉に浸かり、山々の壮大な景色を堪能したのでした。

ほったらかし温泉は様々な時間帯、季節でも楽しめる温泉です。身延や、様々なゆるキャン△の舞台が近くにあるため、探訪しやすい場所だと思います。ゆったりする時間がありましたら、是非、湯ったりしていってください……ふふっ……。


この記事で登場した漫画





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